5Jun

毎日会社へ勤めているサラリーマンにとって、悩みはつきることがありません。売上げや営業成績、職場の人間関係、収入、家族、将来のことなどなど・・・。大きな悩みから小さな悩みまで、サラリーマンの悩みを拾い上げたら尽きることがありません。しかしそんな悩みの種も、捉え方や向き合い方一つで自分自身に大きなプラスの影響を与えるエネルギーとなります。ネガティブな要素である悩みを、プラスの要素へ変える思考法についてお伝えします。
悩みとはなにか。サラリーマンが悩む理由
- 毎日朝早くから夜遅くまで働いているのに給料が一向に増えない。
- 仕事が忙しくて家族と過ごす時間や自分の時間がもてない。
- 職場の人間関係が良くない。仕事がつまらない。仕事にやりがいを感じない。
日常生活を送るなかで、仕事やお金、時間、人間関係、生きがい、働きがい、健康など、人は実に様々な悩みを抱えています。なかでも生活の大半を占める職場での人間関係に悩む人もいるでしょう。同僚や後輩、時には先輩が仕事ができない人だったり、仕事が遅いとか、伝えたことが理解できない、ルールを守らない、すぐ休む、遅刻する、サボる、調子がいい、自分勝手などなど。私も会社員だったので分かりますが、まぁ色々な人が居て、様々なエピソードがあります。
『ねぇ、だいちゃん、チョット聞いてよ。』
と声を掛けられては、私も幾度となく前職で愚痴を聞かされることがありました。どうやら私は、愚痴をこぼす相手として便利だったようです。
その一方で、給料が少ない、仕事がつまらない、成長できない、仕事にやりがいを感じないなど、今の仕事や自分の将来について悩んでいる人もいるでしょう。
そもそも人はなぜ悩むのか。悩む理由を考えると、悩みとは現状に対する不満であると言えます。何とかして現状を変えたい。良くしたい。改善したいという思いが、無意識に悩みとして表れるのだと思います。したがって悩みは自分を変えるシグナルであると私は捉えています。
例えば、仕事に対する姿勢が自分とは開きがある同僚の存在など、自分を取り巻く環境に不満があることで生じる悩みもあれば、自己啓発や自己投資などによって自らが成長したことで職場の環境が適さなくなることもあります。
いずれにせよ、悩んだらその解決には何らかの変化が必要であり、他力や他人の変化に期待するのではなく、自らが属する環境を主体的に変える行動が必要です。
私は会社員として当時のまま働き続けることに、自らが成長できる可能性だったり働きがいを見出すことができませんでした。会社員の立場を離れることなくチャレンジもできましたが、会社員としての仕事を続けながら、自分個人の挑戦を行っても、結局両方とも中途半端で終わることが予想できたので、覚悟を決めて会社員という働き方を辞めて、自分のチャレンジを優先させました。
仕事や収入、人間関係や自分の将来に悩みがあるからといって、すぐに会社を辞める判断を下すべきではありません。まずは仕事を辞めずに、自分の悩みを解決する方法を考えるべきです。その上で、現状を変えるなんらかの解決策があるのであれば、そこにひそむリスクを気にせず、まずは挑戦してみる積極性が自分を成長させる原動力になるのだと思います。スタートでフライングして『チョット待て!』と首根っこを掴まれるくらいで丁度いいし、『人の話を聞け!』と言われるくらいの積極性と勢いがなければ、なかなか自らの力で現状は変えられません。
人は行動したことで生じるリスクを恐れるので、考えれば考えるほど思ったことを行動へ移そうとしません。考えることによって心にブレーキを掛けてしまうのです。だから解決策がひらめいたら一気呵成で結果がどうなるか気にせず、とにかく解決へ向けた最初の一歩を踏み出してしまう勢いが、悩みの解決には最も必要であると私は思います。
相談して背中を押してくれる人、足かせになる人
色々な悩みを持つと誰かに話したり相談して背中を押してほしいものですが、悩みを打ち明ける相談相手を間違えると、かえって逆効果になるので注意が必要です。友達や親友、会社の同僚や先輩にとってあなたの悩みはしょせん他人事。
『まぁ、不満はあるだろうけど、とりあえず今のまま頑張れよ!』
と、あなたの悩みを真剣に聞くことなく片付けられるでしょう。そして絶対に相談してはいけない相談相手がいます。それは家族です。特に親や奥さんへ相談してはいけません。一言でも、
『会社を辞めようと思うんだけど・・・。』
などと言ってしまったら最後、あなたを全力で引き止めるでしょう。
逆の立場にたてば分かりますが、変なこと(自分が理解できないこと、知らないこと、収入が落ちること)を始めないか心配なので、とりあえず今のままを続けてほしいのです。だから必ず全力で止めようとします。したがって相談するのであればあなたが目標としている人や理想とする人へ相談することをお勧めします。きっとあなたの思いを理解して、適切なアドバイスで背中を押して応援してくれるはずです。
そしてアドバイスを受けたら素直にやってみることが大切です。アドバイスを受けても、なかなか自分の考えを変えることができずに、アドバイス通り行動できる人は意外と少ないものです。今、自分が置かれている状況はこれまでの自分の判断の結果であり、その判断基準は自分自身の意志や思考や価値観です。今の状況を変えようとアドバイスを受けたにも関わらず、
『自分がやりたいこと。やりたい方法ではないな・・・。』
と、自分の意志や思考や価値観を優先させて判断しては、これまでと同じ行動を繰り返して、結局また同じ結果になるだけです。結果を変えるにはこれまでの意志や思考や価値観ではなく、新たなものの見方に基づいた判断によって自分の行動を変えることで、結果が変るのです。したがってまずは自分の意思を捨ててアドバイス通りに行動し、自分を新たな考え方や思考、価値観で上書きすることが悩みを解決するための一歩です。
悩みを解決する行動力を得るには、これまでの自分の意思、思考、考え方、価値観、常識、プライドを捨てることが重要です。
会社を辞めれば逆にリスクが減る?
私が会社を自ら辞めたことを色々な人へ話すと、
『ずいぶんと思い切ったことしたね!』
と言われることがあります。もちろんリスクがあることは承知していますし、不安がないわけではありません。しかしただ漠然と毎日会社へ勤めて同じ生活を続けていても、これまでと変らず同じ状況が続くだけでいつまでたっても悩みは解決しないし夢は実現しないと結論付けたのです。
そして、サラリーマンを辞めたことで働き方が変りました。
仕事に取り掛かる時間は自由です。電車が遅れることによる遅刻の心配はありません。いつ仕事に取り掛かってもいいし、終わる時間も自由。頭が冴えているときには徹夜してもいい。時間の使い方が自由になりました。会社と違って仕事の範囲に制限がないので、自分がやりたいことができて、思いついたアイディアはその場で直ぐに試すことができます。そして付き合う人も選べます。知識を豊富に持っている人や、物事をポジティブに考える人、積極的で行動力がある人などと一緒にいることで、自分のモチベーションを常に高く維持して仕事に取り組めます。
そして全て自分で判断できるし、その結果に責任がとれます。
会社へ勤めていると、もし自分のミスによって会社に数千万、数億といった莫大な損失を与えるようなことになれば、とても一人で責任を負うことはできません。自分のミスは上司の責任であり、会社にいると自分で自分のミスに対する責任が取れません。
しかし今は自分の責任の範囲内でチャレンジができるので、失敗しても他人へ迷惑を掛けることがありません。そのようなプレッシャーから解放されることも、個人で働くメリットかもしれません。もちろん仕事が無ければ即収入が絶たれるリスクはありますが、それも自己責任の範囲であり自分が困るだけで誰にも迷惑を掛けることはありません。サラリーマンを辞めて失ったものと言えば、ストレスと、悩みと、ネガティブな思考くらいです。
一歩を踏み出しさえすれば、あなたもすぐに変われる!
今、あなたが抱えている悩みの解決策は、今のライフスタイルを続けた延長線上にありますか?人間関係の悩み、仕事の悩み、お金の悩みなど、抱えている悩みは色々あると思いますが、今の生活を続けていて、その悩み、その問題は解決できるでしょうか?理想として描いている人生は手に入るでしょうか?
私のように、会社を辞めろとは言いません。しかし例えば残業を減らしたり肩書きを手放すなど、働き方を見直して自分の時間を増やすことで、自分の夢に挑戦し充実した生活を得られるのであれば、そのような選択も当然ありだと思うのです。
小手先の行動を変えるのではなく、思い切って何かを大きく変えることも必要ではないでしょうか。
自分にとって何が一番良い結果をもたらすのか、見つめ直す時間を取ってみて下さい。悩みは自分を変えるチャンスであり、成長を求めているシグナルです。悩みを悩みのままにしておくのは、変るきっかけを自ら放棄するようなものであり、自分の成長にとってとてももったいないことです。
記事のまとめ
- 悩みとは現状に対する不満であり、悩みは自分を変えるシグナル。
- 悩みは目標としている人や理想とする人へ相談する。
- 結果を変えるにはこれまでの意思、思考、考え方、価値観、常識、プライドを捨てる。
- 小手先の行動を変えるのではなく思い切って大きく変える。
- [最終更新日] 2016年6月5日
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コメント
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初めまして。平野ともうします。
私も、吃音症で悩む人間の一人です。
ですが、今はほとんど気づかれることはありません。
今社会人7年目ですが、この年になって、吃音症で悩む人の助けになりたいと思うようになりました。
そしていろいろみているうちに、渡邊さんのブログへとたどり着いたのでした。
しかも、独立を考えているため、これまた私にぴったりです笑
もしよろしければ、ご連絡いただけないでしょうか。
P.S 動画拝見いたしました。
私には、吃音症をカミングアウトする勇気がないし、
吃音症という病気というか障害が世間に知られることがいいのかどうかもわかりません。
ただ、苦しんでいる人はきっとたくさんいるんだろうし、
言い出せない部分をネットの力を利用できないかと思っています。
平野様
コメントありがとうございす。
吃音は、言葉がつっかかって、なかなか出てこない時が有る一方で、
状況が変わるとスムーズに話せたりしますよね。
「話せる自分」と「話せない自分」の両方が存在していて、
話せる自分を知っているだけに、話せないときは、とても辛いです。
私も、自分を認められるようになったのは、ここ最近のことです。
それまでは、逃げて、隠れ回っていましたから。^^;
動画の撮影も、とても考えましたが、
今までの自分の考えのままでは、何時までたっても変わらないと思ったときに、
ふと一つ壁を超えることが出来たような気がします。
大したことは出来ませんが、
吃音で苦しんでいる方へ
何かメッセージを届けることが出来ればいいかなと思っています。